2012年9月23日日曜日

なめらかカボチャプリン

ここマサチューセッツ州バークシャー郡では、葉っぱが色づき始め、秋の気配です。食欲の秋。収穫の秋。旬の野菜・果物で何を作ろうかなと思いを巡らせ、ワクワクします。

何はともあれ、とりあえずデザート。まず浮かぶのは、カボチャ。道産子の私にとって大変思い入れが深い野菜です。秋になると北海道に住む祖父母が段ボールひと箱にいっぱい詰まったカボチャを送ってくれたものです。母と一緒にプリン、コロッケ、フライ、蒸し物等々、カボチャ尽くしのメニューでたっぷり堪能。いくら食べても飽きない野菜。

ここアメリカでもカボチャはその自然な甘さから大人気。Kabocha squashまたはHokkaido squash/pumpkinとも呼ばれ、親しまれています。地元で有機のものが手に入るので私もよく使います。北海道のカボチャに比べたらややホコホコ感に欠けますが、甘くて美味しい。

今回はヴィーガンバージョンのカボチャプリンを紹介します。卵も乳製品も白砂糖も使っていませんが、カボチャの味を存分に生かして美味しくできました。


なめらかカボチャプリン
4人分

カボチャ 1/2コ(正味 700グラムくらい)、種を取って一口大に切る
塩 少々

米あめ 80 cc(なければメイプルシロップでも。その場合は少し減らして、豆乳を大めに。)
豆乳 180 cc


寒天フレーク 大さじ1、120ccの水に10分ほど浸しておく
バニラエッセンス 小さじ1
米あめ 大さじ2、水小さじ2で薄める

カシューナッツクリーム(お好みで。レシピはこちら(英語です))


  1. 一口大に切ったカボチャに塩を少し振って蒸し器で柔らかくなるまで10分~15分蒸します。お皿に取り出してひと肌に冷めたら皮を剥きます。皮は飾りに少しとっておきましょう。そのままつまんでも美味しいです。
  2. 浸しておいた寒天フレークを鍋に入れて、火にかけます。沸騰したら火を小さくして15分ほど煮溶かします。
  3. 蒸して皮を剥いたカボチャは米あめとともにフードプロセッサーに入れ、なめらかにします。豆乳を加えてさらに回します。鍋に入れて中火で温めます。
  4. 煮溶かした寒天を加え、よく混ぜます。
  5. ④をこし器に通して、さらになめらかにし、バニラエッセンスを加えます。
  6. ココット型4つに均等に流し入れ、冷まし固めます。水で薄めた米あめのソースを上に注ぎ、お好みでカシューナッツクリームとカボチャの皮で飾ります。

 
右の写真はカボチャプリンの上に、洋ナシのコンポーとカボチャの皮で作った寒天を飾ったものです。炒ったパンプキンシードを飾っても黄色と緑のコントラストがきれいですね。



さて、以前お知らせをしましたが、白砂糖、乳製品、卵を一切使わないヴィーガンスイーツの本を出版しました。身体のバランスを乱しがちなものを排除することで、平穏な気持ちをキープできるようにTHE PEACEFUL DESSERT BOOKと名付けました。こちらで購入できます。日本への発送も行っていますので、ぜひどうぞ☆

カボチャモンブラン(左)のレシピも載ってますよ~。

2012年9月6日木曜日

ファームツアー&野菜のチヂミ

先日、友人に誘われて地元の農家に行ってきました。

アメリカではCSA (Community Supported Agriculture) が盛んです。日本語で言えば「地域社会が支持する農業」といったところでしょうか。地域の住民がメンバーになり、その会費で農家の運営が回る仕組みです。メンバーは、特典としてとびきり新鮮な野菜が直接農家から分配されます。自分で農家に出向き、収穫することもできます。



私が今回訪れたのはCaretaker Farmという有機農家で、バークシャー郡を象徴する山々や大自然に囲まれたところにあります。CSAにもいろいろあると思いますが、ここの農家のポリシーは、すでに収穫された野菜が小屋に並べられ、その中から自分の好きなものを選び、メンバー専用のバッグに詰めたい放題にして持って帰れるという贅沢なもの。すべてオーガニックでこれ以上にないくらい新鮮な野菜たち。

 

この日は盛りだくさんの内容で、大根、ユキナ、小松菜、ケール、水菜、ルッコラ、紫玉ねぎ、トマト、にんにく、ビーツ、ニンジン、ピーマンなどがずらっと並べてありました。まさに野菜天国。


こちらはスイスチャード


農場の方に出て、自分で収穫もしてきました。この日はインゲン、collard greens(ケールの仲間で大きな葉っぱの緑野菜)、ミニトマト、ラズベリーなどが収穫OKの日でした。

インゲンは豊作のため、取り放題だったので、ポリポリつまみながら収穫していました。甘くておいしい~!幸せ。





右の写真は何だかわかりますか?
これhusk cherryというトマトなんです。
ホオズキのような皮に包まれた中に実が入っています。緑の状態ではまだ熟れていないので、地面に落ちたものを拾って収穫します。熟れたものは皮が薄茶色です。





開けてみるとこんな感じ。
摩訶不思議な外見同様、食べたことのないお味。
かなり甘くてほんのり酸っぱくて、パイナップルのようなマンゴーのような…。私にはバニラの香りがするように思いました。
サラダに入れてもいいらしいのですが、私は食後のデザートのような感覚でいただきました。






農場以外にもお花畑とハーブ畑があり、思う存分に好きなだけ摘むことができます。ジェノベーゼ用のバジルも好きなだけ収穫。野菜好きにとっては究極の贅沢。 


私の大好きなひまわりも。


ファームでの至福のひとときののち、帰宅してから夕ごはんを作りました。野菜不足のパートナーのために、緑豆で野菜たっぷりのチヂミ風お焼きを作ってみました。具は基本何でもOKですが、今回はユキナ、小松菜、フェンネル、赤ピーマンを入れました。レシピはこちら(英語です) 。


3日間ほどかけて、農家からの新鮮なお野菜をたっぷり堪能しました。↓は翌日の夜ごはん。


玄米、インゲンと人参のマスタード和え、タラゴンというハーブがポイントの赤玉ねぎとトマトの豆サラダ、collard greensで巻いたアボカドと赤ピーマン、ルッコラ入りの野菜ロール(白ごまドレッシング)。赤ラディッシュも添えて。ヘルシー&マクロな夜ごはんでした。

こうやってとりたて新鮮野菜があると、素材を生かした料理のアイディアもいろいろ出てきます。7月8月が収穫のピークで、冬になっても根菜類は提供されるそう。本当に素敵な体験をさせてもらい、来年は私もメンバーになろうかなと考える今日この頃です。